幼児期の食事は、健康な身体を作るための土台となるものですから、とても大切です。
健康な食生活を身につけさせることが、生活習慣病の一次予防につながります。
したがって、栄養のバランスを考えながらメニューを選ぶことや、好き嫌いを作らないように配慮したレシピなど、工夫することが肝心です。
また、幼児の小さい体には、果たして、どれほどの量の食事を与えたら良いのか、という目安も心得ておきたいものです。
「東京都幼児向け食事バランスガイド」 には、3歳児から5歳児を対象に、理想的な食事量とメニューが掲載されています。
日本古来の玩具「コマ」を用いて、上手く回転しないと、食事のバランスが崩れることを表現しています。
コマは、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つのグループに分けられ、水やお茶がコマの軸、お菓子とジュースがコマのひもで表されています。
この「バランスガイド」は、写真で表されていますので、お子さんと一緒に楽しみながら、実際の食事の内容と比較してみると、とても参考になるでしょう。
お子さんに、バランスよく食べるのが大切なことを説明してあげれば、食育にも役立ちます。
幼児期から児童期は、味覚が形成される時期でもあります。
ですから、色々な食品の味覚を体験させることで、偏食や食わず嫌いを防がなければなりません。
この時期には、特に、緑黄色野菜や魚などが嫌いにならないように、これらが美味しく感じられるレシピを、食事に取り入れるようにしたいものです。
また、味付けの濃いレシピは控え、薄味に慣れさせることも大切です。
塩分の取り過ぎは、高血圧の原因となりますから、将来に悪影響を及ぼさないためにも、十分に注意したいものです。
薄めの味付けで、酸味、苦味、甘味、塩味のバランスと、硬い食べ物をよく噛んで食べる習慣も、幼児の間に身につけさせましょう。
さらに、発育盛りの幼児期には、骨や歯の形成に必要なカルシウムを、十分に補給できる食事のレシピも心がけてください。
幼児は、消化器官が未発達なため、下痢や嘔吐をすることが多いようです。
幼児が下痢や嘔吐をした時は、一週間くらいは、食事の内容に配慮したいものです。
食事の量は、平常の半分ほどに減らし、回数を増やすことで、栄養を補給してあげてください。
食事の間隔は、2時間くらいを目安に、1日4〜5回に増やし、お粥や野菜、果物などを裏ごししたもの、パン粥など消化の良いものを食べさせてください。
脱水症状を起こさないように、薄めの番茶や白湯など、水分も十分に与えることが大切です。