花粉症の食事

1960年代まで、国内では発見されていなかった花粉症ですが、現在は、国民の20%近くが、花粉症に悩んでいると言われています。
その原因のひとつとして、欧米型の食事が定着してきたことが挙げられます。
欧米型の食事で、栄養状態は良くなりましたが、肉類からのたんぱく質の摂取によって、体質がアレルギーを起こしやすく変化しました。
また、インスタント食品やスナック類、加工食品などに含まれる食品添加物が、アレルギー体質を招く要因にもなっています。
したがって、花粉症の症状を緩和するためには、アレルギー体質を改善することが、重要なポイントです。

アレルギー体質を改善して、花粉症の症状を軽減するためには、第一に、バランスの良い食事を取るように心がけることが大切です。
次に、花粉症の症状を抑制する働きがある食品や、抗酸化作用のある食品を、食事の食材として積極的に利用してください。

DHAは、アレルギーの原因となる物質の生成を抑制する作用があります。
花粉症の予防や症状を和らげるためには、DHAが豊富な青魚を食事のレシピに加えましょう。
抗酸化作用の高いシソは、炎症を和らげて、鼻づまりなどに効果があります。
アジのたたきにシソを薬味として添えれば、花粉症に効く食事になりますね。
お子さんのおやつも、スナック菓子やファーストフードは止めて、抗酸化作用のある桃、キウイフルーツ、柿などのフルーツをお薦めします。

そして、花粉症対策では、細胞膜を強くすることも大切です。
動物性たんぱく質は、異物に敏感に反応する細胞膜を作りますが、植物性たんぱく質は、細胞膜を丈夫にする働きを持っています。
ですから、肉類や乳製品などの動物性たんぱく質は控えめにして、野菜や豆類、芋類、穀類を豊富に食事に取り入れるようにしましょう。
さらに、免疫力が低下すると、花粉症の症状が悪化することも覚えておいてください。
免疫力を低下させないためには、香辛料やたばこ、アルコール類などの刺激物は、なるべく控えることが大切です。

それから、緑茶、甜茶(てんちゃ)、はとむぎ茶などのお茶類も、花粉症に効果があります。
緑茶には、抗アレルギー成分のカテキンが多く含まれ、殺菌や消炎作用、皮膚や粘膜を守る働きがあります。
甜茶は、鼻水や目のかゆみを抑え、鼻づまりにも効き目があります。
はとむぎ茶の抗酸化成分は、消炎作用を発揮して、アレルギーを軽減するそうです。
花粉症の方は、食事中や食事の後に、お茶を飲む習慣を身につけると良いですよ。


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