腎臓と食事療法

腎臓病の人の食事では、塩分の取り過ぎが良くないと言われています。
それは、腎臓の機能と大きな関係があります。
腎臓には、体内の水分や塩分の量を調節する働きがあります。
ですから、塩分の過剰摂取は、腎臓に負担をかけて、その機能を低下させてしまいます。

また、血液中の老廃物をろ過して、尿の中に排泄するのも、腎臓の大きな役割です。
たんぱく質は、代謝されると窒素化合物となり、老廃物として腎臓でろ過され、尿中に排泄されます。
したがって、食事で、たんぱく質を取り過ぎると、腎臓の負担が大きくなってしまいます。

このように、機能が低下すると、老廃物を排泄できない、あるいは必要なものまで排泄してしまうという症状が現われます。
そして、体液が正常な状態を維持できなくなってしまうのです。

腎臓の負担を少しでも軽くすることと、病気の進行を遅らせることが、食事療法の目的です。
腎臓病の患者さんは、食べ物の制限などの食事療法について、医師や栄養士の指導に従うことが大切です。

腎臓病の食事

たんぱく質や塩分の取り過ぎが、腎臓に良くないからといって、カロリーを抑えれば良いというわけではありません。
逆に、カロリー不足は、体内のたんぱく質までをエネルギーとして使ってしまい、血液中の窒素化合物を増量させます。
さらに、血液中のカリウムの濃度を高め、心臓にまで悪い影響をもたらします。

たんぱく質が制限されている時は、1回の食事で食べられる食品の数量は限度があります。
ですから、エネルギーを補うために、油などの脂質や、でんぷんなどの糖質をレシピに取り入れる必要があります。
例えば、卵料理も、ゆで卵なら60kcalですが、目玉焼きなら110kcal、スクランブルエッグなら210kcal となります。
同じ食材でも、メニューの工夫で、十分なカロリーを補給できる食事に変化させることができます。

腎臓病の食事宅配

腎臓病の食事療法では、たんぱく質や塩分、カリウム、エネルギーなどが、主に注意すべき点です。
糖尿病性腎症や透析を受けている場合など、病気の状態や治療など、人によって食事療法が異なります。
医療機関の指導の下に、正しい食事療法を行うようにしてください。

また、最近は、腎臓病に対応する食事の宅配サービスもあり、電子レンジで温めるだけですから、手軽で便利です。
しかし、宅配サービスを利用する時は、栄養成分などを十分に確認することが大切です。
事前に主治医や栄養士に相談し、十分に検討してから利用することをお薦めします。


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