腎臓病の中でも、子供が罹りやすいと言われるのが急性腎炎です。
急性腎炎は、特に、幼稚園児から小学校低学年に起こりやすい腎臓病です。
「溶連菌」と呼ばれる細菌に感染すると、扁桃腺が腫れますが、これが完治して、2〜3週間すると急性腎炎を発生することがあります。
腎臓の糸球体が炎症を起こし、血尿、たんぱく尿、浮腫、血圧の上昇などの症状が現われます。
腎臓病の食事では、たんぱく質と塩分の制限が必要ですが、急性腎炎の食事も例外ではありません。
食事の注意点では、1日の摂取量として、たんぱく質は体重1kgあたり0.5g以下、塩分は1日3g以下を守りましょう。
また、水分とカリウムの摂取量にも配慮が必要です。
食事は、腎臓病治療の要ですから、食材は十分に吟味しなければなりません。
腎機能を高める働きがあるムチンや、利尿作用があるサポニンを含む食材を、食事の献立に取り入れるように努めましょう。
ムチンが豊富なサトイモや、サポニンが含まれるアズキが、お薦めしたい食品です。
ところで、腎臓は、ソラマメの形をしている臓器だということをご存知でしたか?
そして、不思議なことに、ソラマメは、昔から腎臓病に効くとして、漢方薬などの民間療法に用いられてきたそうです。
ソラマメは、ビタミンやカリウム、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
体力を養って、疲労感を和らげ、食欲を増進させるのに効果があると言われています。
さらに、ソラマメが、体内の余分な水分を取り除く働きをして、腎臓病特有のむくみの解消にも役立ちます。
血圧の上昇を抑える作用もありますから、ソラマメは、腎臓病の人の食事に積極的に利用したい食材のひとつです。
ソラマメの旬は、4月頃から6月頃までですが、乾燥ソラマメでも、同じ効果が期待できるため、1年を通して食事に使用できます。
皮の部分にも利尿作用があるそうですから、皮をむかずに食べる方がいいですね。
食事以外でも、茹で汁を煎じて飲むなどすれば、ソラマメの利尿作用が、腎臓病のむくみに効いてくれます。
子供の急性腎炎は、ほとんどの場合完治しますが、食事に十分気をつけることが肝心です。
主治医の食事療法の注意に従って、慢性腎炎に移行しないように注意しましょう。