肝細胞が破壊されると、血中にGPTという逸脱酵素が出てきます。
このGPTが高い場合は、脂肪肝が疑われます。
脂肪肝の原因として考えられることは、肥満、糖尿病、アルコールの過剰摂取、栄養のアンバランスなどです。
特に、アルコールの過剰摂取によるアルコール型脂肪肝は、放置すると、肝硬変から肝不全となり、やがては肝がんへと、病気が進行することがあります。
したがって、普段の生活の中で、食事に十分に注意し、適度な運動を継続することが、脂肪肝の予防に一番大切なことです。
脂肪肝の食事では、カロリー制限とアルコールの量を控えることが基本です。
1日に摂取する食事のカロリーは、標準体重×25kcalが望ましく、週に2日は休肝日を取ることが、脂肪肝の予防の重要ポイントです。
アルコールは、日本酒なら、1日2合まで、ビールなら大瓶2本までと心得てください。
また、低カロリーで良質なたんぱく質の食材を、酒の肴のメニューに取り入れるように心がけましょう。
枝豆や冷奴、白身魚の煮付けなどが、おつまみとしてお薦めです。
カロリー制限をして、ダイエットをすることが、脂肪肝の食事療法ですが、具体的に、どのような点に注意して食事を取るべきでしょうか。
まず、食事から炭水化物を減らし、甘いものや間食などのおやつを食べないことが大切です。
1回の食事では、ご飯は茶碗に軽く一杯程度に留め、薄めの味付けに慣れるようにしましょう。
味付けが濃いと、どうしても、ご飯をたくさん食べたくなってしまいますから。
パンは高カロリーですし、果物には果糖が含まれていますから、食事の主食とはしない方が良いですね。
そして、油っこいレシピも、脂肪肝の食事の大敵です。
野菜をたくさん食べるのは良いですが、マヨネーズをかけ過ぎるのは良くありません。
肉類は、脂肪が多い霜降りやロースなどは避け、魚類も、うなぎやさんま、ぶり、まぐろのとろなどの脂っこいものは控えめにしてください。
脂肪肝の食事レシピでは、栄養のバランスを考えながら、野菜や海藻、きのこ類を、食材に多く取り入れることが大事です。
また、フライや天ぷら、炒め物などのレシピは頻度を少なくして、茹でたり蒸したりする献立を活用しましょう。
外食は、高カロリーな上に、栄養面でも偏りが多いですから、なるべく、家で3食をきちんと食べることが肝要です。
さらに、食事の時は、ゆっくり噛んで食べる習慣も身につけたいものです。
ところで、二日酔いの防止にウコンが効くのは、有名な話ですよね。
肝臓が正常な人には、確かに効果があるそうですが、肝機能が低下していたり、肝臓が弱い人は、飲まない方が良いそうですよ!
脂肪肝にならないように、正しい食事療法と、お酒の飲み過ぎに注意して、自分の肝臓は自分で守りましょう。